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どこが安全? どこが危険?

地域安全マップ指導者養成プログラム

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犯罪機会論


犯罪原因論が「人」に注目するのに対して、犯罪機会論では犯罪が実行された「場所」に注目します。

犯罪者は、犯罪が成功しそうな機会(チャンス)を捉えて犯行に及びます。
多くの犯罪者は下見を行った上で、リスクが高いと思えば犯行を控え、リスクが低いと判断した時に犯行に及びます。

犯罪機会論では、犯罪の企図や動機を持つ人が犯罪の機会に出会った時に、犯罪が実行されると考えます。

犯罪者は、誰からも気づかれずに犯罪を実行できる機会をうかがいます。
さらにそこから逃げ切ることができるかどうかを判断します。
誰からも見られずに犯行に及び、逃走可能であれば、そこに絶好の犯罪機会が生まれます。犯罪機会と出会った時に、実際の犯行へと推し進めてしまいます。

犯罪機会論では、犯罪機会となりやすい場所、犯罪を誘発しやすい場所の特性が分かれば、犯罪を予測し予防することができると考えます。

人に対して対策を行うのが犯罪原因論で、場所で対策を行うのが犯罪機会論です。

犯罪機会論を用いれば、犯罪が起きにくい安全な場所を作ることもできます。まちづくりやコミュニティづくりに活かせる、未来派志向の理論です。

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