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どこが安全? どこが危険?

地域安全マップ指導者養成プログラム

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事前学習の進め方2-「入りやすい」「見えにくい」の2つのキーワード-


事前学習では、犯罪原因論に基づく防犯指導を受けて来た子どもたちに、不審者や危ない人を見分けることができないことを教えます。

犯罪から身を守るためにこれまで教えられてきたことを振り返ります。地域で防犯パトロールを行っていれば、それが何のために行われているのかを聞いてみます。

多くの子どもたちは、「不審者=怖い人」「知らない人=不審者」という認識を持っています。不審者に対するイメージを問いかけると、マスク、サングラス、帽子、黒い服などのキーワードが返ってくるでしょう。
そのイメージが間違ったものであり、「人」に注目しても危険を判断できないことを教えます。
協力者がマスクやサングラスを着用して、不審者を演じる方法も有効です。

「悪いことをしそう」「変な人」「怖い人」など、人を見た目で判断すると、用意周到に準備をした優しそうな犯罪者にだまされてしまうことを教えます。

犯罪を起こそうとする人は、リスクが少なく実行しやすい場所を選んで犯行に及ぶことを理解させます。
犯罪者が好む場所が危険な場所です。
そのような場所に近づかないようにすれば安全であることに気づかせます。

人ではなく場所に注目することが、犯罪機会論の基本です。

危険な場所は領域性と監視性が低い場所です。
これを、「入りやすい」「見えにくい」というキーワードで子どもたちに教えます。

領域性が低く入りやすい場所は、犯罪者が怪しまれずに子どもに近づける場所です。
監視性が低く見えにくい場所は、犯罪者が隠れやすく、子どもに手を伸ばしても気づかれない場所です。
「入りやすい」「見えにくい」というふたつのキーワードを使って、危険な場所を見分けられるかを問いかけて、クイズ(どちらが安全クイズ)に導きます。

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