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どこが安全? どこが危険?

地域安全マップ指導者養成プログラム

どこが安全? どこが危険?

地域安全マップ指導者養成プログラム


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地域安全マップづくりの理念


地域安全マップづくりでは、「だれも排除されない」「君にも居場所がある」「君も地域に貢献した」というメッセージを子どもたちに届ける役割も、指導者が担っています。

地域安全マップづくりを行う時に、班のメンバーの誰かを排除するようなことがあってはなりません。事前学習、フィールドワーク、マップづくり、発表会のどの場面も、班のメンバー全員で行います。たとえわずかな役割であっても、それを担って全員が参加して協力することが大切です。

地域安全マップづくりのすべての場面を班のメンバー全員で経験する中で、子どもは自分の居場所があることを確認できます。
しめくくりの発表会では、たとえ一言であっても全員が発言します。

発表会は、子どもたちが歩いて自分の目で発見した危険な場所の情報を、友人や保護者や大人たちに伝える場です。
自分たちが調査して制作した地域安全マップが、地域の防犯や安全に貢献するという確信を得れば、達成感だけではなく社会との絆の育成につながります。

地域安全マップは、地図というモノを作ることを目的とするのではありません。子どもたちの能力を育成することを目的としています。景色解読力を養い、危険回避能力を身に付けるための教育プログラムです。

このプログラムには、子どもたちの非行を防止する効果もあります。子どもたちを被害者にも加害者にもさせない、そのためには「だれも排除されない」「君にも居場所がある」「君も地域に貢献した」という子どもたちへのメッセージが大きな役割を果たします。

子どもたちが、仲間と共に町を歩き、自分たちの目で見て考えて、地域の大人と触れ合いを持ち、地域安全マップづくりを進める中で、そのようなメッセージに触れる機会があります。

指導者は、地域安全マップづくりの理念でもあるこれらのメッセージを常に頭において、子どもたちを指導することが必要です。

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