フィールドワーク中の指導員は、指導者であると同時に、子どもたちの安全を確保する保安要員でもあります。
指導者は子どもたちの列から一歩下がって、全体を見ながら少し車道側に寄って歩きます。後方から自動車や自転車が近づいてくる時は、前を歩く子どもたちに注意を促します。
フィールドワーク中の指導員は、指導者であると同時に、子どもたちの安全を確保する保安要員でもあります。
指導者は子どもたちの列から一歩下がって、全体を見ながら少し車道側に寄って歩きます。後方から自動車や自転車が近づいてくる時は、前を歩く子どもたちに注意を促します。
子どもたちは、意見交換や写真撮影に夢中になって注意が散漫になることがあります。
交通安全上の問題があれば、副班長に注意を促します。
マナー違反などがあれば、班長に注意を促します。
フィールドワークでは、「入りやすい」「見えにくい」というふたつのキーワードをモノサシにして景色を解読します。
子どもたちには、あらゆる景色を見てキーワードを使って考えるように促します。
子どもたちが自分の目で見て自分で考えることで、景色解読力は養成されます。子どもたちが気付く前に、指導員が結論を教えてはなりません。
もしも子どもたちが注目すべき場所を通り過ぎようとした時は、指導者は「この場所は安全か、危険か?」と問いかけて、子どもたちの視線をその場所に向けさせます。
危険(安全)かどうかの説明には、必ずキーワードを使います。
指導者もまた、キーワードから離れることがないように気を付けなければなりません。
不気味な場所、暗い場所、気持ちの悪い場所などの感想は、景色を判断する材料にはなりません。
「入りやすい」「見えにくい」というキーワードを意識して景色を判断し、子どもたちにも指導します。
「ガードレールが無いから危険」ではなく、「ガードレールが無くて、入りやすいから危険」というように、キーワードを使うことを子どもたちに意識させます。
フィールドワークの中では、安全な場所も確認します。
「子ども110番の家」のように、子どもたちが危険を感じた時に助けを求めることができる場所にも注意を向けさせます。
フィールドワークの中では、ロールプレイを演じることも有効です。
入りやすい、見えにくい場所で、「かわいい子猫がいるよ」「珍しい鳥がいるよ」などと言って子どもを誘い込むことで、その場所の危険性を子どもたちに印象づけることができます。
また、死角となる見えにくい場所にひとりの子どもに入ってもらい、周囲からは見えにくく気づかれないということを、全員で体験してみることも有効です。