地域安全マップづくりでは、「だれも排除されない」「君にも居場所がある」「君も地域に貢献した」というメッセージを子どもたちに伝えます。
地域安全マップづくりを行う時に、班のメンバーの誰かを排除するようなことがあってはなりません。
事前学習、フィールドワーク、マップづくり、発表会のどの場面も、班のメンバー全員で行います。全員が参加して協力することで、子どもは自分の居場所があることを確認できます。
地図の挿絵や飾りつけは、どの子にも役割と参加機会を与えます。発表会では、たとえ一言であっても全員が発言します。
発表会は、子どもたちが歩いて自分の目で発見した危険な場所の情報を、友人や保護者や大人たちに伝える場です。
自分たちが調査して制作した地域安全マップが、地域の防犯や安全に貢献するという確信を得れば、達成感だけではなく社会との絆の育成につながります。
子どもたちを被害者にも加害者にもさせない、そのためには「だれも排除されない」「君にも居場所がある」「君も地域に貢献した」という子どもたちへのメッセージが、大きな役割を果たします。
そして、指導員が地域安全マップを正しく理解し、子どもたちが主体的に地域安全マップづくりを実践するよう指導することで、様々な効果が期待できます。
さらに、その効果は地域住民や指導員自身にも良い影響をもたらします。