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どこが安全? どこが危険?

地域安全マップ指導者養成プログラム

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指導の準備ガイド② 地域安全マップ教室の実施-実施前の準備-


地域安全マップ教室実施前に検討する事項として、以下のものがあります。

フィールドワークでの調査エリアの検討

フィールドワークを行う調査エリアを検討します。実施会場から1時間程度で往復できる範囲にします。

可能であればひとつのエリアにひとつ以上の公園を含めます。

エリアの中に多様な景色や場面が含まれると学習効果が上がります。路地裏、駐車場、商業施設などが含まれていると効果的です。

班の数に応じて調査エリアを用意します。複数の班が同時に活動する時にエリアの重複があっても構いません。

白地図の検討

フィールドワークで使用する白地図を検討します。

写真プリント方法の検討

マップ作成を始める前に、子どもたちが撮影した写真をプリントしなければなりません。午前中にフィールドワークまで実施する一般的なスケジュールでは、子どもたちが昼食を食べている間に写真をプリントするので、作業時間はおよそ1時間です。

写真をプリントする方法は、事前に検討しておく必要があります。

手元のプリンターで写真をプリントするのであれば、プリント用紙、インクカートリッジなどが不足しないように準備し、プリントに要する時間を確かめておきます。プリンターとデジタルカメラとの接続方法やメディアの使い方なども確認し、習熟操作を事前に行います。

コンビニに設置されたマルチコピー機を利用する場合も同様です。使用するメディアや、プリント費用をあらかじめ確認し、プリントサイズも決めておきます。

プリントショップ等の業者に依頼するのであれば、事前に打ち合わせを行って時間内の処理をお願いします。時間内にフィルムの現像やプリントが可能であれば、使い捨てカメラを使用することも検討します。

資材や消耗品には、必ず準備しなければならないものがあります。役割や目的を理解していれば、代替品を用いることができるものもあります。会場や実施規模によって、準備する資材や消耗品の内容は異なります。

ここではひとつの班に用意しなければならない資材や消耗品と、標準的な数を記載します。

事前学習に準備するもの

・ホワイトボードや黒板またはパソコン・プロジェクターやモニター

指導者が子どもたちを指導するために必要なホワイトボードや黒板を用意します。
指導する子どもたちの人数や会場の大きさに応じて、用意する数量は変わります。
指導者がパソコンのプレゼンテーションツールを使用するのであれば、プロジェクターやモニターを用意します。
会場に必要なケーブルが置かれていないことも想定して、接続ケーブルや延長コードを用意しておきます。

フィールドワークに準備するもの

・デジタルカメラ(写真係、1台)

・白地図(地図係、班長、安全確保要員 各1枚)

・筆記用具(各自用意)

・メモ用紙(インタビュー係 数枚)

・クリップボード(副班長、地図係、インタビュー係 各1枚)

・腕章またはビブス(人数分)

腕章やビブスは、フィールドワークの時に着用して学習活動中であることを示します。防犯と書かれた腕章であれば、地域安全マップづくりを行っていることをアピールできます。

必要に応じて雨具や水筒なども持たせます。雨の中でフィールドワークを行う場合は、傘を使用するのではなく、レインコートを着用します。
地図やメモが濡れないようにビニール袋を被せるなどの工夫も必要です。

マップ作成に準備するもの

・写真の印刷手段
(カラープリンタ、コンビニプリント、プリントショップ等)
※プリンターを使う場合は、写真プリント用の印刷用紙とインクカートリッジ

・模造紙(地域安全マップ用 各班に1枚)

・はさみ

・のり、テープ

・付箋(7.5cm×7.5cm、コメント記入用、3色の付箋を各班に40枚)

・新聞紙(机や床を汚さないための下敷き)

・折紙、色画用紙(地域安全マップの飾りつけ)

・カラーマーカー、色鉛筆

発表会に準備するもの

・マグネット、画鋲、テープなど(完成した地域安全マップを掲示するために使用)

・ポインター、指示棒

・会場の大きさによってはマイクやプロジェクターなど

実施会場の準備

事前学習では、指導員が子どもたちに地域安全マップづくりの基本である「入りやすい」「見えにくい」というキーワードについて解説します。

解説に必要な機器類は、あらかじめ指導員と打ち合わせをしておきます。
DVD教材やパソコンを利用するのであれば、事前に機器の接続や表示テストも行っておきます。会場によっては長い延長コードが必要になることがあります。

事前学習の会場はそのままマップづくりの会場として利用します。
複数の机を合わせて模造紙を広げる作業デスクにしても良いですし、机を隅に寄せて床で作業しても構いません。
班ごとの作業スペースを確保して、必要な道具や消耗品を用意しておきます。

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